図案アーカイブス
100年以上の歴史を持つ北電では、これまでに様々なロゴや図案が使用されてきた。ここでは過去のロゴなどから代表的なものを取り上げる。
北九州電気鉄道
社章
戦後西日本鉄道から独立した後の1948(昭和23)年に制定された社章。 1998(平成10)年のCI導入・VI制定まで使われた。 中央に北九州の北の字と線路の断面を組み合わせてデザインした図案を配置している。 中央の図案の周りを九州の二字をひし形にデザインした図案で囲んでいる。 なお、ひし形の図案は小笠原家の紋の三階菱にも見られ、特に小倉地域には縁の深い図案である。
社名ロゴ
1950(昭和25)年ごろに社内デザインにて制定されたとするロゴタイプ。1998(平成10)年のCI導入・VI制定まで使われた。
デザインの意図に関してはわからない部分も多いが、一説としては工業都市をイメージとし力強いものが採用されたという話もある。
きたでんタウンアクセス
2001(平成13)年のバス事業分社化時に定められたブランドロゴ。
シンボルマークは円の中に"TOWN"の"T"を図案化したものを配置。 "T"の横棒の波線は山の稜線と海の波を表しバス沿線の豊かな自然と、バス事業のさらなる地域密着化を表す。 バス車体やバス停などにもVIロゴに代わって積極的に用いられたが、2003(平成15)年の「北九州マイタウンバス」における新バス停ではVIロゴが用いられるなどその活躍の場を減らしていき、 2012(平成24)年にはバス車体の塗色変更が発表、VIロゴが大々的に使用されるようになりその姿を消た。 と思いきや、愛好家にも人気だったこのシンプルなロゴ。社内にも好きな人はいるようで、いまでもチラシなどで極稀に見ることができる。